金瓶梅 (まんがグリム童話)
- 作者: 竹崎真実
- 出版社/メーカー: ぶんか社
- 発売日: 2004/11/11
- メディア: 文庫
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電子貸本Renta!で、期間限定で1巻レンタル無料キャンペーンをやってて。
面白くて続巻が100円レンタルだったのでついレンタル可能な18巻まで読んでしまって。
18巻末では物語のキリが悪くて、調べたら19巻は単行本で出てたので買ってしまったという
なんか非常にベタなハマり方をしました。
中国の同名古典をベースにしつつ、かなりのアレンジを加えていると思われる漫画です。
単純に面白いです。
構造的には勧善懲悪ものと同類の作品として楽しめますが、しかし主人公の金蓮がこれがいわゆる善人ではなくて。
策謀をもって人を死に追いやったりする事にあんま抵抗がない。そうやって殺される人は概ね悪人ですが、
ちょくちょく善人ぽい人も混ざってたりする。
かといって悪女そのものでもなく、守るべき人間はあらゆる手段を講じて守ろうとする。
弱いものが苦しんでいればつい助け船を出してしまったりする。
「めでたしめでたし」によるカタルシスの得られ方が、(金連にとって) な作品なんですね。
何となく社会の規範に縛られ、典型的なモラルに則った解決を選んでしまう一般の主人公像を
鼻で笑うような金蓮の姿勢が、この作品の爽快さの根源であるかもしれません。
エロ描写多しですが、作品に素直に溶け込んでおり、蛇足な感じはありません。
西門伯とかいう糞爺がイケメンで困ります。
秋菊の不器用さがかわいすぎて死にそうです。
少年ノート
- 作者: 鎌谷悠希
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/23
- メディア: コミック
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テレプシコーラぐらい面白いです。
いや、テレプシコーラより面白いかもしれません。
Wikipediaにまだ項目が作られてないようで意外です。あまり注目されていないのですかね。
多分そのうち、文化庁メディアなんとか賞とかもらうのだと思います。
何より、作者の気迫というか、フルパワーで描いてる感が伝わってきます。
多分、うおるらあああとか奇声を発しながら、原稿にペンを打ち込んでいると思います。
ペン先からは謎の光が放たれていると思われます。ちょっと怖いです。
主人公格のゆたかくんは、実在のモデルとかいそうな気がします。
伊勢さんのキャラクターには、作者本人のキャラクターが投影されている気がします。
外しているかもしれませんが、そんな事を考えながら漫画を読むのが楽しいです。
本を読まない
ここのところ、本の類を殆ど読んでいません。
ラノベは言うに及ばず、小説、新書、啓発系から技術書に至るまで。びっくりする程本を読む機会が減りました。
漫画はまあ読むのですが。。
別にそれでもええやん?と思っていたのですが、
どうもこの頃、文章力が著しく低下しているような気がしています。
単純に技巧的な意味でもレベルが落ちていると思いますが、それよりも、
テキストを綴る欲求が無くなっている事がまずい感じです。
本を読む事と書きたいと思う事に関連はないだろうと判断していたのですが、
最近のあまりのここの放置っぷりを見るに、どうも活字のインプットが無くなっている事が
その原因である気がしてきています。
いかん。いかんぞこれは。
PlayStation Suite SDK
これ目当てで、VITAを買っておいたりするわけですよ。
オープンβが始まったので、さっそく落としてあれこれサンプルを動かしたり動かさなかったり
している所なんですが、あー、いやはや。
そこそこのPC+3万円程度の投資で、こんなハードと、かなり使い易い開発環境とライブラリと、
充実のサンプルが手に入ってしまうわけで。3Dもなかなかしっかり動いとります。
WonderWitchとか触ってた頃に比べると隔世の念を禁じ得ません。
SDKダウンロードして、インストールして、サンプル開いて、VITA繋いで、F5で動いちゃうんだもんなあ。
あー。すごいわー。
VITA持ってる人は、オープンβの間に是非一度お試し下さいでございますよ。
リモートデスクトップで広大なデスクトップを体験する
Windowsのリモートデスクトップは、拡張子RDPの設定ファイルに設定情報を保存できるのだけど、
テキスト形式のファイルなので、テキストエディタで内容を編集する事もできる。
この設定にはいくつか公にされていないものがあり、
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1094rdshrink/rdshrink.html
のように「smart sizing:i:1」を指定すると、リモートの画面がクライアント側の
ウィンドウのサイズに合わせて拡縮されるようになる。
設定ファイルでは接続時の幅/高さを直接入力する事もできる。
これの上限値が何を基準に決まっているのかが解らないのだけれど、
私のWindows XP ProfessionalのノートPC等では、4000x2020まで指定する事ができた。
(上限値を超えてしまうと、自動的に低い解像度に再設定されてしまう)
この2つの設定を併用すると、解像度がそこそこのモニタから、結構な高解像度の
リモートPCのデスクトップを一望することができる。(フォントは潰れてしまうけれど)
それがどうした、と言われれば特にどうという事も無いのだけれど、情報が多すぎて
画面の狭さに苦労するようなアプリケーションをこのモードで立ち上げてみると、
なかなか壮観だったりする。
使い易いルーペツールと併用したりすると、新たな可能性が見えてくるかもしれない。
漫画大手編集部のイメージ
業界の事は全く知りませんが、漫画の内容から感じるイメージ。
講談社
仕事のできる編集者の多いイメージ。
他社でちょっといい感じに成長した漫画家をひょいと引き抜いて自分の所で描かせてしまう。
なんかお利口な感じがあまり好きじゃない。総じて面白いが、驚きは少ない。
集英社
普通の漫画好きが多いイメージ。
新人を発掘し育成しつつ、読者人気を重視する、意外に堅実に仕事をこなす感じ。
小学館
漫画愛の無い上層・多数派と、漫画好きの少数派が戦ってるイメージ。
業界内部を題材にした漫画は内容がグロくなりがち。
秋田書店
作品内容を編集者が束縛しなくてメジャー路線から外れがちなイメージ。
貢献のあった漫画家は人気が落ちてもすぐには切り捨てない。
漫画家に対しても読者に対しても、付き合いの長い方を向いている。
業績が上がらないが潰れもしない。
5年
5年前の自分は、今の自分に比べて5年も余分に時間があって羨ましいなあと思う。
5年後の自分も、今の自分に対して同様の事を思うのだろう。 か?